日本出国からアメリカ入国まで
アパートを引き払い、荷物をまとめて、いよいよアメリカに入国です。出発までは都内のホテルに宿泊しました。生まれて初めての、帰りのチケットのない国際線空の旅です。
ANA赴任コンポ
ANA で片道航空券を購入すると、赴任コンポというおまけパッケージが使えます。国際線の受託手荷物の上限が増えたり、ポイントの振り分けでハイヤー、前泊サービスや変圧器がもらえるなど、様々な特典があるので、ANAで渡航する人は是非確認してみてください。
異動日の選択
今回の異動は国をまたぐので、雇用主の法人が変わります。具体的には日本法人での雇用が終了し、アメリカ法人での雇用がスタートします。異動日イコール渡米日ではなくても良いのですが、決めるにあたっていくつかの要素がありました。
住民税
住民税は1月1日現在に日本に居住している場合に発生します。1日の差で1年分の住民税を払う・払わないが決まるため、最優先でした。12月31日までに日本を出国する必要があります。
アパートの家賃
アパートの家賃が月末締めで、月途中に解約しても家賃が変わらなかったので、月末に近い必要がありました。不動産屋が年末に閉まるので、最終営業日に退去の立会いをお願いしました。
勤務開始日
社内の手続きの都合で、アメリカでの勤務開始日は1月2日以降である必要がありました。
ビザの取得にかかる時間
ビザの取得には手続き開始から2ヶ月ほどかかることはわかっていたので、そんなに早く出国できないだろうなと思っていました。
12月30日に決定
12月31日だと、到着したあとにいろいろ閉まってそうで困りそうというのと、もし飛行機が欠航や遅延で年内に出国できなかったときのダメージが大きすぎるので、12月30日に決定しました。不動産屋の最終営業日から12月30日までは都内のホテルに宿泊しました。
日本出国手続き
成田空港には自動化ゲートが設置されていますが、後々国外に居る証明として出国スタンプが必要になることが予想されますので、ゲートを通ったあとに認印をもらうようにしました。それ以外は普段の海外旅行と変わりません。日本円はもう使わないので、最後にATMで持っているお札をすべて預けました。
アメリカ入国手続き
アメリカの入国手続きではVISA/ESTAの列に並びます。Global Entry を持っていても初回は必ず有人窓口に並ぶ必要があります。
入国審査では、パスポートと、大使館から返してもらったI-129Sを2部提出します。質問は役職と持っている現金の額を聞かれただけした。あとは通常通り指紋の登録と写真撮影を行い、入国スタンプをもらいました。I-129Sは1部回収され、1部を返却してもらいました。次回以降の再入国にもI-129Sは必要なので、必ず1部は受け取るようにします。他の体験記だと回収されなかった、確認もされなかったなどの記述を見ましたが、私の場合はわりと入念に確認していました。
税関申告書類は非居住者として記入しました。持ち込むものがたくさんありますが、非移民ビザであれば任期終了後にすべて持って帰る前提で、アメリカ国内に残すものは(ほぼ)無しとして申告して良いようです。詳しくは下記のページが大変参考になりました。税関では特に何も質問はなく、追加の手荷物検査もありませんでした。
自分の2人前の日本人らしき方が、どうも学生ビザ(F-1)で入国しようとしたものの必要書類が揃っていなかったようで、別室送りになっていました。そういうのを見るとドキドキしますよね。
配偶者の入国に備えて
L-2ビザで入国する配偶者は、同時に入国する場合は一緒に並んで、念のために結婚証明書を持っておけば良いようですが、別々に入国する場合には下記の追加書類を持っておくと良いようです。
I-94 は電子化されていますのでWebからプリントすればOKです。I-129SはスキャンしたPDFを送って日本でプリントしてもらいました。
まとめ
必要書類さえきちんと準備しておけば、特に難しいことはありませんでした。一番大変なのは引越し準備です。入国後はソーシャルセキュリティ番号の取得やアパート探し、銀行口座や携帯の契約など仕事が山積みです。がんばります!
ANAのシアトル便は年末なのもあって、割と空いていました。CAさんと雑談していたところ、到着前にメッセージカードをいただきました。かわいい!