シアトルぐらしのソフトウェアエンジニア

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アメリカで買える花粉症・アレルギーの薬

注意: この記事はあくまで個人の体験談であり、医療機関の受診や専門家からの情報の代わりになるものではありません。また、特定の医薬品を推奨するものでもありません。

日本で手に入る花粉症の薬は多くが処方薬で、私は毎月耳鼻科に通院して処方箋を書いてもらっていました。アメリカでは多くの薬がドラッグストアでOTCドラッグとして購入可能です。ジェネリックとして手に入るものであれば非常に安いです。

このページでは日本で手に入る薬がアメリカのドラッグストアで購入できるのかについて解説します。効用などは薬剤師、医師などの専門家にご相談ください。

書かれている情報は2019年3月現在の個人の調査に基づいています。

OTCとして入手可能

クラリチン (Claritin)

一般名(ジェネリック)はロラタジンです。英語ではLoratadineと書きます。日本と同じく、アメリカではOTCで購入可能です。ドラッグストアに行くと一番目立つところに置いてあり、各種プライベートブランドも充実しています。

Amazon で探すと、安いものだと365錠入り13ドルというものもありました。最も安く手に入る第2世代抗ヒスタミン剤の一つだと思います。

ザイザル (Xyzal)

一般名はレボセチリジン(Levocetirizine) です。日本では処方薬ですが、アメリカでは2017年にOTCとして承認され、ドラッグストアで購入可能です。ジェネリックも売っているのですが、今のところ先発薬とあまり大きな価格差は無さそうです。

新し目の薬なので高いです。Amazonでは80錠入りが27ドル程度で購入できます。1年間毎日飲み続けると130ドル程度ですね。

ジルテック(Zyrtec)

日本では2019年3月現在処方薬のみですが、アメリカではOTC薬としてドラッグストアで購入できます。一般名はセチリジン(Cetirizine)です。

ジェネリックを購入した場合はザイザルと比べると相当に安く、Amazonで365錠入り16ドル程度というものもありました。先発薬はかなり高く、ザイザルと比べても割安感がありませんでした。

アレグラ(Allegra)

日本ではOTC薬としても承認されているメジャーな薬ですが、アメリカではクラリチンのほうが棚の目立つところにあることが多い気がします。一般名はフェキソフェナジン(Fexofenadine)です。

Amazonジェネリックが180個30ドル程度です。クラリチンより割高のようですが、もし日本で飲んでるものと同じものを続けたいと言うときにはドラッグストア、通販で入手可能です。

OTCとしては入手不可能

アレロック

日本ではかなりメジャーな薬ですが、アメリカではドラッグストアでは売っていません。調べた感じでは処方薬も目薬ばかりがヒットしました。

デザレックス

アメリカでのブランド名はClarinex、一般名はDesloratadineですが、2019年3月現在OTCとしては手に入らず、医師の処方が必要です。

タリオン

日本ではメジャーな薬ですが、アメリカでは処方薬としてのみ入手可能です。調べた感じでは目薬ばかりがヒットしました。

ビラノア

日本で手に入る処方薬ですが、アメリカでは2019年3月現在FDAにより承認されておらず、入手できません。

HSA/FSAを使う

アメリカの医療保険によっては、HSA、FSAといった税優遇措置のついた医療費口座を開設することができます。これらの花粉症・アレルギーの薬は医者の処方箋があればHSAやFSAから支払うことができるようです。

私はかかりつけ医に処方箋を書いてもらいました。処方箋を書いてもらうのですが、薬局で処方薬を買うわけではなく、実際に購入するのはOTC薬になります。

詳しくはIRSの解説を参照してください。