ソーシャルセキュリティ番号(SSN)の取得
就労目的でアメリカに入国したら、何はともあれまずソーシャルセキュリティ番号(Social Security Number, SSN)を取得する必要があります。これを会社に提出しないと福利厚生や社会保障がフルに適用されません。信用情報を構築して、アパートを借りるのにも、クレジットカードを作ったりローンを組んだりするのにも必要です。
Social Security Administration オフィス
SSN は Social Security Administration (SSA) のオフィスで取得します。シアトル市内には2箇所ありました。
Seattle Downtown オフィス
University Street 駅とPioneer Street 駅の間、2nd Ave 沿いにあり、公共交通機関でアクセスしやすく、車がない場合は第一候補になると思います。
Seattle North オフィス
Aurora Ave と N 135th St の交差点付近にあります。RapidRide E の停留所が近くにありますが、ダウンタウンからは結構かかります。駐車場がありますので、車を持っている場合は楽だと思います。Downtown より空いてそうだったので、私はこっちを選びました。
その他
Bellevue や Burien にもオフィスはあります。最寄りのオフィスはSSAのページから郵便番号を入れると検索できます。
定休日
土日と、連邦の祝日はお休みです。なんと12月31日は祝日ではないので営業していました。年始も1月2日から営業しています。営業時間は上記の Office Locator から確認して出かけましょう。12月31日は混雑が少ないだろうと思って行ったらビンゴでした。
必要書類
L-1 ビザ取得者(その他、就労可能な非移民ビザ取得者)がSSNを取得するのに必要な書類は以下の2つです。
SS-5 はSSAのWebからPDFがダウンロードできます。Adobe Readerでそのまま記入できるようになっているので、パソコンでタイプして印刷すると楽でしょう。サインだけは手書きで入れる必要があります。
記入内容は単純で、素直に入れていけば大丈夫です。3番の出生地は、"(市町村名), Japan" と入れて、都道府県名は抜かしました。5番は"Legal Alien Allowed To Work" をチェックします。9番と10番はAの名前だけ書いてBは空白にしました。16番の住所は、まだ定住先が決まらないので勤務先オフィスの住所を書きました。17番のサインは印刷したあとに手書きします。
SSAオフィスに着いたら
オフィスに入ったらまず手荷物検査があります。その間に受付のタッチパネルで番号を発行するように言われますので、Social Security Cardの申請ということで受付を行います。手荷物検査が終わったら自分の番号が呼ばれるまで待ちます。
私の場合はお昼の1時すぎに行って、自分の前に1人だけでした。
番号を呼ばれたら窓口に行って、SSNを申請したい旨を伝え、必要書類を提出します。その後面接があります。「英語での面接で良いか」と質問され、はいと言うと英語で面接が行われます。その後、虚偽の答えは犯罪行為であるので正確に答えるようにという確認がなされ、過去にSSNを取得したことがないかなどのいくつか確認が行われます。
面接が終わったら申請受付の確認票をもらって完了です。
待ち時間が10分程度、申請が10分程度で、受付から20分以内に申請が完了しました。混雑しているときは数時間待つことになるという声があります。
申請後
オフィサーには、通常申請後2〜4週間で郵便でカードが届く、1ヶ月経っても音沙汰がない場合には連絡するように言われました。その際、申請したオフィスが担当となるので、DowntownオフィスではなくNorthオフィスに電話するように言われました。
なお入国直後はデータベースに入国した情報が反映されておらず、すぐに発行手続きに移れないそうです。入国後しばらくして、情報が反映されてから行ったほうがトータルで早い場合もあると聞きましたが、年明けまで待つのが嫌なのと、年末のほうが空いてそうだったので、すぐに申請しました。
なお特に社会保障や Medicaid を受給していない場合は住所変更の手続きは不要のようです。私の場合は現在は一時滞在先に住んでいて、アパートが見つかったら転居するので二度手間にならずにすみます。