シアトルの年末年始
年末年始の様子は東京とシアトルではかなり違いました。東京だとクリスマスが終わったらお正月モードになり、正月飾りが街にあふれますよね。また、年が明けると初売りはかなり大きなイベントになります。細々とした用事は年末に済まし、年明けは少なくとも三が日はゆっくりしたい… というのが日本の年末年始ではないでしょうか。
私はシアトルに12月30日に到着したので、クリスマスの休暇は終わっていて、年末年始をこれから過ごすところでした。いろんな手続きがあるのに、いろいろ閉まっていたらどうしようと悩んでいましたが、それはあまり心配しなくて良さそうでした。
シアトル(おそらくアメリカ全般)ではクリスマス前後の休暇が一番大きなイベントで、年始に初売りを楽しんだり、年明けに休暇を取るような習慣はあまりなさそうでした。
年末年始休暇
アメリカではクリスマスから年末にかけてのホリデーシーズンは多くの人が休みますが、お正月を日本のように初詣に行ったり、年が明けてから長めの休暇を取るという習慣はあまりなさそうです。何もなければ1月2日から働く人が多いです。
私の会社では主に年末に有給を取る人はたくさんいて、12月の中旬ごろからどんどん人が減っていきます。そのほかでも、サービス業を除く多くの人がクリスマスからそのまま年明けまで休みをつなげるようです。
役所の閉鎖日
多くの役所は連邦の休日だけ閉鎖されます。したがって、12月31日は営業していて、1月1日だけ休業する、という感じです。例えばワシントン州の免許センター(DOL)は、クリスマス(12月25日)と元日(1月1日)だけがお休みです。
WA State Licensing (DOL) Official Site: Driver licensing office holiday hours
2019 Holiday Closings of Social Security Offices | Social Security Administration
ただし、日本の領事館は日本の祝日に一部準じているところがありますので、12月30日から1月3日まで日本と同じような年末年始休暇があります。
金融期間の休業日
銀行も役所と同じく、連邦の休日に休むだけのようです。ですので、クリスマスと元日以外は通常通り利用できます。
証券取引所(NYSEなど)も同じです。日本の東証が12月31日から1月3日まで4日間休業するのと比べると短く感じますね。
買い物事情
大きなスーパーは無休で営業しているようです。Trader Joe's、Safeway、Whole Foodsなどの生鮮食品を扱うスーパーも、多少営業時間の短縮はあるようですが、12月31日も1月1日も休まず営業していました。日本のような24時間営業のコンビニは少ないですが、買い物には困りませんでした。日系スーパーのUwajimayaも開いていたようです。ただしクリスマスはほとんどのお店が閉まります。
ただ年末年始に働いているのはあんまりテンションが上がる感じではなさそうで、レジの人が「早く帰りたい」「わかる。シフトあとどれぐらい?」「45分」みたいに雑談しながら働いていました。いつもかもしれませんけど。
デパートのNordstromも、1月1日は短縮営業ながら開館していました。こちらもクリスマスは閉館です。
飲食店事情
チェーンでない飲食店は、1月1日は半分ぐらいのお店が閉店していました。チェーンは年中無休でやっているところが多そうでした。12月31日から閉店しているお店も中にはありましたが、休みは1日だけ、というところの方が多そうでした。
カウントダウンイベント
シアトルでカウントダウンというと、スペースニードルの花火が有名です。気づいたときにはチケットが早々に売り切れていましたので、家でテレビ中継を見ていました。花火だけではなくてコンサートもあったり、結構大きなイベントのようです。
その他市内各地でイベントがあるようです。
まとめ
日本から働いていると、アメリカの人は年末に早めに休暇に入るなぁと思う人も多いかと思いますが、実は年明け1月2日から働いているので、日本からは働いている日が見えづらいだけなんだと思います。役所や金融機関が1日しか休まないのは、休暇に備えて特段の準備をしなくていいのでとても楽だと思いました。
スーパーや飲食店は思ったより開いている印象でした。飲食店や商店も休むのはクリスマスで、お正月は開けているところが多そうです。イベントもたくさんあるし、日本のお正月休みにシアトルはいかがですか?