シアトルぐらしのソフトウェアエンジニア

シアトルで暮らすソフトウェアエンジニアが、海外生活についてお届けします。

日本出国からアメリカ入国まで

アパートを引き払い、荷物をまとめて、いよいよアメリカに入国です。出発までは都内のホテルに宿泊しました。生まれて初めての、帰りのチケットのない国際線空の旅です。

 

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片道切符

ANA赴任コンポ

ANA で片道航空券を購入すると、赴任コンポというおまけパッケージが使えます。国際線の受託手荷物の上限が増えたり、ポイントの振り分けでハイヤー、前泊サービスや変圧器がもらえるなど、様々な特典があるので、ANA渡航する人は是非確認してみてください。

www.ana.co.jp

異動日の選択

今回の異動は国をまたぐので、雇用主の法人が変わります。具体的には日本法人での雇用が終了し、アメリカ法人での雇用がスタートします。異動日イコール渡米日ではなくても良いのですが、決めるにあたっていくつかの要素がありました。

住民税

住民税は1月1日現在に日本に居住している場合に発生します。1日の差で1年分の住民税を払う・払わないが決まるため、最優先でした。12月31日までに日本を出国する必要があります。

www.zeiri4.com

アパートの家賃

アパートの家賃が月末締めで、月途中に解約しても家賃が変わらなかったので、月末に近い必要がありました。不動産屋が年末に閉まるので、最終営業日に退去の立会いをお願いしました。

勤務開始日

社内の手続きの都合で、アメリカでの勤務開始日は1月2日以降である必要がありました。

ビザの取得にかかる時間

ビザの取得には手続き開始から2ヶ月ほどかかることはわかっていたので、そんなに早く出国できないだろうなと思っていました。

12月30日に決定

12月31日だと、到着したあとにいろいろ閉まってそうで困りそうというのと、もし飛行機が欠航や遅延で年内に出国できなかったときのダメージが大きすぎるので、12月30日に決定しました。不動産屋の最終営業日から12月30日までは都内のホテルに宿泊しました。

日本出国手続き

成田空港には自動化ゲートが設置されていますが、後々国外に居る証明として出国スタンプが必要になることが予想されますので、ゲートを通ったあとに認印をもらうようにしました。それ以外は普段の海外旅行と変わりません。日本円はもう使わないので、最後にATMで持っているお札をすべて預けました。

アメリカ入国手続き

アメリカの入国手続きではVISA/ESTAの列に並びます。Global Entry を持っていても初回は必ず有人窓口に並ぶ必要があります。

入国審査では、パスポートと、大使館から返してもらったI-129Sを2部提出します。質問は役職と持っている現金の額を聞かれただけした。あとは通常通り指紋の登録と写真撮影を行い、入国スタンプをもらいました。I-129Sは1部回収され、1部を返却してもらいました。次回以降の再入国にもI-129Sは必要なので、必ず1部は受け取るようにします。他の体験記だと回収されなかった、確認もされなかったなどの記述を見ましたが、私の場合はわりと入念に確認していました。

税関申告書類は非居住者として記入しました。持ち込むものがたくさんありますが、非移民ビザであれば任期終了後にすべて持って帰る前提で、アメリカ国内に残すものは(ほぼ)無しとして申告して良いようです。詳しくは下記のページが大変参考になりました。税関では特に何も質問はなく、追加の手荷物検査もありませんでした。

corporate.findlaw.com

自分の2人前の日本人らしき方が、どうも学生ビザ(F-1)で入国しようとしたものの必要書類が揃っていなかったようで、別室送りになっていました。そういうのを見るとドキドキしますよね。

配偶者の入国に備えて

L-2ビザで入国する配偶者は、同時に入国する場合は一緒に並んで、念のために結婚証明書を持っておけば良いようですが、別々に入国する場合には下記の追加書類を持っておくと良いようです。

  • L-1ビザと保有者のパスポート写真ページのコピー
  • L-1ビザ保有者のI-94 (入出国記録)
  • 結婚証明書
  • I-129S

I-94 は電子化されていますのでWebからプリントすればOKです。I-129SはスキャンしたPDFを送って日本でプリントしてもらいました。

i94.cbp.dhs.gov

まとめ

必要書類さえきちんと準備しておけば、特に難しいことはありませんでした。一番大変なのは引越し準備です。入国後はソーシャルセキュリティ番号の取得やアパート探し、銀行口座や携帯の契約など仕事が山積みです。がんばります!

ANAのシアトル便は年末なのもあって、割と空いていました。CAさんと雑談していたところ、到着前にメッセージカードをいただきました。かわいい!

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ANAのメッセージカード

 

アメリカ就労ビザ L-1 の手続き(面接編)

当然ながら私は法律の専門家ではなく、ここに書いてあることは単なる体験記であり、法的なアドバイスを構成するものではありません。個々の事例や確実な情報は一次情報源および移民弁護士などの専門家を参照願います。

必要書類の準備に関しては準備編を参照してください。

seattle-life.hatenablog.com

面接当日に必要な書類

私が用意した書類は次のとおりです。書類はクリアファイルに入れておきます。一つにまとめて持っていたところ、配偶者ビザ申請用のDS-160と結婚証明書は別ファイルに入れるよう大使館受付で指示があったので、最初から分けておくと良いでしょう。

  • 面接予約の確認ページ
  • 現在有効なパスポート
  • 過去10年間に発行されたパスポート
  • DS-160の確認ページの印刷を本人と配偶者各1枚
  • 5cm x 5cm の証明写真を本人と配偶者各1枚、DS-160のプリントにゼムクリップで止める
  • 移民弁護士から送ってもらった書類一式
  • 大学、大学院の成績証明書と卒業証明書(英文)。移民弁護士の指示です。
  • アメリカ法人からのオファーレター。念のため。
  • 結婚証明書(配偶者ビザ用)

書類ではありませんが、後ほど説明する追加費用を現地で払うためクレジットカードまたは現金が必要です。

詳しくは大使館のページを参照しましょう。レターパックが必要と書いてあるWebサイトがありますが、2018年11月現在では東京の大使館では不要でした。大使館のページにも記載はありません。

jp.usembassy.gov

当日の持ち物

当日は電子機器など持ち込めないので、必要最低限の荷物で出かけましょう。スマホは持込可能でしたし、館内にWi-Fiがありました。

私はカンファレンスでもらったトートバッグに申請書類一式、財布、暇つぶし用の本、携帯、家の鍵、PASMOを持って出かけました。

鞄のサイズが25cm四方までという規定がありますが、申請書類を印刷するであろうA4サイズは210×297mm、レターサイズは215.9mm×279.4mmです。

当日の流れ

当日の流れもゆるキャラ豆夢がわかりやすく解説してくれています。

www.youtube.com

面接は9時の予約だったので8時40分ごろに大使館前に着きました。警察の検問を受け、入り口でセキュリティ検査を受けて中に進みます。敷地内に入ると列があったので並びました。階段の上まで並んでいましたが30分以内に中に入れたと思います。

建物の入口で書類を確認してもらい、受付番号の札をもらいます。そしてもう一度セキュリティ検査を受け、手続きを行う部屋に進みます。

部屋に入ったら、まず1番の窓口で書類一式を提出します。ここでビザの種類の確認など細かいチェックが行われ、次の流れが説明されます。私の場合はブランケットL-1ビザだったので、500ドルの詐欺防止費用の支払いが必要だから呼ばれたらまた1番窓口に来てほしいと言われました。

30分ほど待っていると、1番窓口で番号を呼ばれました。提出待ちの列に横入りして窓口に行き、詐欺防止費用支払いの紙をもらいます。そうしたら反対側にある会計窓口でその書類を提出し、支払いを行います。私はクレジットカードで支払いました。2枚のレシートが発行されますが、一度両方を1番窓口に提出します。再び書類提出待ちの列の先頭に割り込んで提出しました。

さらに5分ほど待つと3番窓口で番号を呼ばれたので、指紋を登録しました。指紋の登録が終わったら右手にある青いテープが張ってある待機列で面接を待つように言われます。待機列には誰もいなかったので、すぐに面接の窓口に進むことになりました。

面接の内容

私の面接は英語で行われました。長さは5分弱だったと思います。配偶者への質問はありませんでした。

Q: 横にいるのは配偶者ですか?

A: はい。

Q: 仕事はなんですか?

A: (役職名と会社名を答えました。)

Q: 何人かそこで働いている友人がいます。ところでニュース見ましたか?

A: なんのニュースですか?

Q: (会社についての話題のニュースについて聞かれる。また、特定のイベントに参加したか聞かれる。)

A: (自分の状況について答える。)

Q: 管理職になってどれぐらいですか?

A: 1年半程度です。2017年8月から今の役職です。

Q: 仕事内容を詳しく教えてください。

A: (仕事内容を20 wordsぐらいでかいつまんで伝えました。)

内容は以上で、「問題は無いので、ビザを発給します。1週間程度で手元に郵送されます。」と伝えられました。移民弁護士には「記入されたI-129Sをその場で受け取れるか確認してください」と言われていたので、「I-129Sは受け取れますか?それともビザと一緒に郵送されますか?」と確認したところ、ビザと一緒に郵送されてくるとのことでした。

会計のときにもらった詐欺防止費用のレシートを一部返却されました。その他に書類は受け取っていません。不安になりますよね。

面接結果の確認

面接結果は CEAC にDS-160の確認番号を入れると確認できます。

12月13日(木)に面接を受けた直後は "Application Received" の状態でした。その日の夜には "Administration Processing" に変わりました。

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Administration Processing

「数週間かかる可能性があります」と書かれていますが、ビザは許可されているので最終段落の「2営業日以内に発給」の方が適用されるのでしょう。もし書類不備やビザが保留になる場合には、別途指示があり数週間の時間がかかるようです。

14日(金)の午後は大使館のビザ課が休業日でしたので変化はなく、月曜日の午後に"issued"に変化していました。

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Issued

 パスポート返送状況

パスポートが返送されているかどうかは、面接の予約を取ったポータルサイトで確認できます。

「パスポートは発送のため、大使館・領事館から持ち出され、発送手続き中です」と表示されればその日にパスポートが発送される場合が多いようです。私の場合はIssuedにステータスが変化した翌日の夕方4時半ごろに変わっていました。

翌日の朝にレターパックの追跡番号を記載したe-mailが届いていました。

 パスポートと申請書類が到着

「発送のため持ち出され」と表示が変わった翌日に、レターパックで届きました。配偶者のものとは別のレターパックで、同時に2通届きました。中身は下記のとおりです。

  • 申請書類のほとんど。写真も付いたままでした。
  • オレンジ色の公用封筒。中にはendorseされたI-129Sが2部入っています。
  • ビザのステッカーが貼られたパスポート。

入国審査にはこのパスポートと、オレンジ色の封筒に入ったもの一式と、場合によっては結婚証明書が必要です。配偶者が同時に入国する場合にはこれでOKですが、あとから入国する場合にはI-129Sのコピー(原本は先に入国しているL-1ホルダーが持っているので)と、I-94のコピーも必要です。

まとめ

面接の内容はいくつか意外なものもありましたが、きちんと自分がビザの発給をうけるにふさわしいということを伝えられれば大丈夫のようです。管理職ビザの場合は、しっかり会社の重要な仕事を管理しているというアピールですね。

ビザの貼ったパスポートが届くまではずっと不安でしたが、届いてホッとしました。予告どおり1週間だったので、スムーズに行きました。あとは入国審査です。

アメリカ就労ビザ L-1 の手続き(準備編)

当然ながら私は法律の専門家ではなく、ここに書いてあることは単なる体験記であり、法的なアドバイスを構成するものではありません。個々の事例や確実な情報は一次情報源および移民弁護士などの専門家を参照願います。

ビザの種類

アメリカ国籍や永住権を持たない日本人がアメリカで働くには、就労ビザが必要です。就労ビザには主に次のような種類があります。

  • L-1: 企業内異動用ビザ。役員、管理職、専門知識労働者が対象で、日本法人で1年以上働いている必要がある。抽選が無く、基準を満たしていれば発給される。配偶者も働ける。
  • H-1: 専門職ビザ。役職に応じた学位または代わりになる就業経験が必要。年間の発給数に上限があり、倍率3倍程度の抽選になる。配偶者は原則働けない*1
  • O-1: 卓越能力者。博士号を持っていて研究の実績がある、専門分野で有名な賞を受賞している、業界に多大な貢献をしているなどの場合に取得できる。抽選はないが、書類の準備が大変。配偶者は働けない。

就労ビザについてより詳しくは、USCISのWebサイトが参考になります。

www.uscis.gov

これよりは内容は簡単になりますが、国務省が用意している日本語のページもあります。

すでに日本法人で1年以上働いていて条件を満たせる場合には、L-1ビザが最も簡単だと思います。新しく採用される場合には H-1 または O-1 などになるでしょう。これは会社が契約している移民弁護士が、最も可能性の高いビザを選んでくれるはずです。

私はL-1ビザ、正確に言うとブランケットL-1を選択しました。ブランケットL-1ビザというのは、大企業が社員を移動させる際にあらかじめUSCIS(米国移民局)からまとめて許可をとっておく方式です。基準は変わりませんが手続きが圧倒的に短くなります。

L-1ビザにはさらに細かく、L-1Aという役員・管理職枠と、L-1Bという専門知識労働者枠があります。L-1Aのほうが更新できる年数が長く7年(L-1Bは5年)で、永住権を取りやすいという特徴があります。L-1AとBのどちらが向いているかも移民弁護士が条件を確認してくれると思います。私はL-1Aの要件に該当したので、管理職としてビザの手続を進めることになりました。

全体の流れ

ブランケットL-1ビザの場合は、予め会社に包括的(ブランケット)なビザの許可が降りていますので、移民弁護士が必要書類を作成し、それを大使館に持っていって面接し、ビザの発給を受けます。

また、書類の中にはアメリカで雇用主となる会社(私の場合は米国法人です)のサインが必要なものがあり、移民弁護士が書類を作成したあと米国内で書類の郵送が行われ、サインされます。物理的な移動が発生するのでどうしても遅くなります。

最も時間がかかるのは移民弁護士に送る必要書類の準備と、移民弁護士による書類の作成です。面接からあとのプロセスは、書類不備がなく大使館の面接が早く取れれば、そこから2週間程度で完了するようです。

時系列

  • 2018/10/11(木): 移民弁護士事務所から手続きの案内が来る
  • 2018/10/26(金): 必要書類一式を弁護士事務所にPDFで送付
  • 2018/11/29(木): 書類の下書きを確認し、いくつか訂正してもらう。その後会社の担当者のサインなど必要な手続きが進む。
  • この間、弁護士事務所から私の雇用主のUSオフィスに書類が送られ、確認とサインが行われる。
  • 2018/12/05(水): UPSで書類が発送される
  • 2018/12/10(月): 書類が届く。本来は金曜日に届くはずが航空便の遅延で週明けに。
  • 2018/12/13(木): アメリカ大使館(赤坂)で面接。
  • 2018/12/17(月): CEAC での申請状況が "Issued" になる。
  • 2018/12/18(火): パスポートが発送される。

移民弁護士への必要書類

まず移民弁護士にI-129Sというフォームを準備してもらいます。さらに、業務内容と、なぜか管理職として認められるかを記述した推薦状も書いてもらう必要があります。そのために移民弁護士には下記の書類をpdfにして送りました。

  • 卒業証明書、成績証明書(英文)
  • A4で4ページ程度に詳しく業務内容を書いた英文履歴書
  • ジョブディスクリプション(採用する際の職務記述書)
  • パスポートの写真ページのコピー
  • 過去1年間の給与明細
  • 組織図(正式なものは無いので、レポートラインの説明)
  • 結婚証明書(配偶者ビザ用)

他にメールで仕事内容に関していくつか質問に答えました。1ヶ月ほどで必要書類の下書きが出来上がり、PDFで内容を確認していくつか訂正してもらったあと、UPS(宅配便)で書類一式が届きました。

なお内容に一部間違いを発見したので、差し替えたPDFを一部分送ってもらって、自分で恵比寿のキンコーズに行ってレターサイズで印刷し、一部のページだけ差し替えました。サインのないページで助かりました。日本の穴あけパンチと幅が違ったので、片方ずつ位置を合わせて穴を開ける、のような工作っぽいことをするはめになりました。

最終的な推薦書類一式はこんな厚みです。分量が多く見えますが、同じ内容が3回繰り返されていますので、実際の量はこの三分の一です。

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推薦書類一式

 大使館に面接の予約を取る

書類を待っている間に大使館での面接の準備を行います。DS-160というフォームを埋める必要がありますが、このシステムがWebシステムの中でもかなり使いづらいです。ランダムにタイムアウトして入力内容が消えます。保存はできるのですが、ページの内容を全部埋めないと保存できません。コツとしてはまず質問には"No"と答えてSaveできるようにして、必要なところを"Yes"にして追記しながら保存することです。

入力時間は2時間弱かかりました。配偶者のものは質問内容が少ないので1時間以内で終わりました。

最後に写真の登録が必要です。私はビザの写真はいつもスタジオ728 銀座店でお願いしています。各国向けの寸法をきちんと把握していて、きれいに撮影してデジタルデータもくれるのでおすすめです。CDでもらえるJPEGデータを登録すればOKです。

入力したDS-160の内容を用いて面接の予約を行います。米国ビザ申請 | 面接の予約をする - 日本 (日本語) の説明書きに従います。料金はクレジットカードで支払うのが最も簡単でしょう。支払ったら予約が可能です。予約の変更は2回まで無料でできます。

ビザの返送先を別途記入しますが、こちらは日本語で記入します。それ以外の項目はすべて英語です。

記入内容など詳しい内容は大使館のゆるキャラ、豆夢が教えてくれるビデオがあります。ゆるいですが内容は確かで、わかりやすいです。

 

www.youtube.com

 

いずれにせよ、大使館のビザ申請のページはよく読みましょう。必要な情報はすべて書かれていますし、最新情報が手に入ります。

 

jp.usembassy.gov

 

 面接編に続きます。

seattle-life.hatenablog.com

*1:H-1Bで渡航する主たるビザの保持者が、グリーンカード取得のためのI-140の請願が許可されているか、6年を超えてH-1Bで働く許可を持っている必要がある。ただしトランプ政権はこの例外を無くし、全員働けないようにしようとしているので、今後の情報に注意が必要。

シアトルへの異動が決まりました

今年の5月にアメリカに異動することを決心して8ヶ月、ようやく手続き上の準備が整い引っ越すことになりました。日本国外に住んだことが無いので、インターネットで検索して見つかる先人の体験記やアドバイスには大変お世話になったので、私も役に立てることがあればいいなと思ってこのブログをはじめました。

私はどんな人か

アメリカのカリフォルニア州に本社があるテック企業の東京オフィスで、2015年から技術職で働いています。生まれてからずっと日本に住んでいて、海外旅行は好きでよく行くものの海外に住んだことはありません。

2018年現在で34歳、キャリア9年目です。日本の大学院でコンピュータサイエンス修士を持っています。

話せる言語は日本語と英語で、中国語を勉強中です。日本語は大阪弁ネイティブです。英語はTOEIC 990点と英検1級を持っていて、ネイティブとは明らかに違うものの、日常生活ではほぼ支障はありません。仕事では、主に技術ライティングやプレゼンテーションについて、もっと高いレベルを目指したいと思っています。中国語はHSK 1 や 2 の教科書をやっているレベルです。

異動を決めてから決まるまでの手続き

2018年5月: 上司になるべく早く異動したい旨を伝える。Director (上司の上司)が1ヶ月休暇をとっていたので、返事が遅くなる。

2018年6月: 上司から「いつでも異動してOKなので、時期が決まったら教えてほしい」と言われる。

2018年7〜8月: いろんな人に相談したり、調査をしたり。移動先候補はサンフランシスコ、シアトル、ニューヨークだったので、ここでも悩む。

2018年9月下旬: 住民税のことを考えると年内に異動するのが良さそうなので、年内に異動したいことを上司に伝える。正式に移動手続きを始める。場所はシアトルに決定。

2018年10月上旬: 社内の手続きが正式に終了し、異動の承認が下りる。ビザの手続を開始

2018年12月: ビザが下りる。引っ越し。

2019年1月: シアトルオフィスで勤務開始予定。

なぜシアトルか

もともとサンフランシスコ、シリコンバレーで働きたいと思っており、本社が近いこともあって第一候補でした。しかし、上司がシアトルオフィスで上司の近くにいることはメリットが大きいこと、一緒に仕事している開発チームの多くがシアトルにいること、サンフランシスコオフィスよりシアトルオフィスのほうが個人的に好きなこと、家賃が安いこと(同じような設備、広さで月に10万円以上安いです)、税金が安いことなどの理由でシアトルに決めました。

ニューヨークも一度は住んでみたかったのと、仲の良い友人がいるので魅力的だったのですが、とても家賃や生活費が高いこと、日本から地理的にも時差的にも遠くなってしまうこと、本社と違うタイムゾーンになってしまうことなどで諦めました。

ブログに書こうと思っていること

  • シアトルの魅力
  • ビザや引っ越しの手続き
  • シアトル、ワシントン州の生活、手続き
  • アメリカで働いて変わったこと

他にもこんなことが知りたい、気になる、というのがあればコメントください。